すっかりクリスマス直前になってしまいましたね。今回から、東京まで戻って、三連チャンで、ホテル・フレンチのご紹介と行きたいと思います。
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ということで、まずはこちらのホテルから;
ハイアット・リージェンシー東京
この日は、夕方、羽田に到着して、そのままタクシーでホテルまで移動しようとしたのだけれど、見事に渋滞に。到着したのは20時も目の前になっていた頃。なので、到着したら、すぐにホテルにチェックイン。
で、こちらのホテルに泊まった目的の一つは、毎回のことですが、こちらのフレンチにお邪魔するため。
キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ (Cuisine[s] Michel Troisgros)
こちらのレストランは、実は、今年の9月の日記でもご紹介しました。トリュフの季節も到来したことですし、いつ来ても、期待を裏切られることのないお店です。季節ごとに、お邪魔したくなるお店なんですよね。
ということで、ギリギリでホテル到着となってしまったので、荷物はボーイさんにお任せして、そのままレストランに直行。そんなわけで、息をはずませながら、着席です。
遅めの到着になってしまったので、少し、気がひけたのですが、いつものように季節ごとのフルコース「PAS À PAS... ( 一歩ずつ... )」 を、お願いしました。
で、お店では、目下、白トリュフフェアー中。ま~、もちろん、その辺りはチェック済みだったんですけどね。コースのおススメのお料理にスライスをしてくれるとのことでしたが、どのお料理にもピッタリということでしたので、お店の方にお任せして、どれか一品に、スライスしてもらうことにしました。どのお料理になるかは、後のお楽しみです。
それでは、早々に、お料理のご紹介といきましょう。
Entre vos doigts(はじまりの一品)
手前は、玄米あられ。中には、カレー風味のリゾット。その上が、タロイモのチップス、ヨーグルトと焼き海苔、イクラを添えて。右が、豚の皮のせんべい。
Amuse bouche(アミューズ ブーシュ)
ゆで上げた牡丹エビ、上にはアンディーブと柚子、下には花梨のゼリー仕立て
ブロッコリー アンチョビと仔牛の軽い燻製
ブロッコリーの湯がいたものとピューレ状のもの。仔牛の燻製、カリカリに焼いたトースト、そしてアンチョビを添えて
トピナンブールのクリームとアロマート
トピナンブール(菊芋)を滑らかに裏ごししたもの。その中には名古屋コーチンの卵黄。上には、フレーク状にしたホタテ、クルトン、ハーブ、柑橘の皮などを添えて。
もちろん、上にスライスしてあるのは白トリュフ! ちなみに、こちらがスライス前の白トリュフくん!
当たり前だけど、とてもいい香り。黒トリュフに比べると、繊細な香りなので、スライスして生でいただくのが一番とのこと。
キンキ 桜海老の香るブイヨン
皮目をパリッと焼いたキンキに、桜エビを効かせたブイヨンスープ。中国野菜のターサイと生姜
ラングスティーヌと湯葉のヴェール ビスクソース
湯葉のヴェールの下には、焼き上げたラングスティーヌ(アカザエビ)、刻んだキャベツ、そしてシブレット(アサツキ)のクリーム。エビの濃厚なビスクソースをかけて
湯葉のヴェールをカットすると・・・
濃厚なビスクとアサツキのクリームが、ぴったりなのです!
ブレス産ヴォライユ 野菜と栗
ブレス産地鶏の胸肉。きれいに並んだお野菜は、黒大根、紅くるり、赤芯大根、ルタバカ(西洋カブ)をスライスしたものに、鳥のお出汁の中で火を入れてお肉の香りをつけてあります。胸肉の下には、パースニップ(白人参)のペースト。ソースは、鳥の出汁にクリームとバターをあわせたソースシュープレーム、アクセントにカツオのお出汁を加えて。
お肉が見えないので、真ん中をカット!
これはイイ! あっさりいとしたヴォライユの、適度なお肉の質感と、濃厚なソースシュープレームの組み合わせがたまりません。
チーズセレクション
まずは、こちらの登場です。
そして、こちらが私のチョイス!
プレ・デセール
牛乳と寒天の生地の下には、カボチャのクリーム。そして、白トリュフとバニラのエッセンスを。
ペタル ド カメリア
椿の花びらにみたてて。ヨーグルトとベルガモットの滑らかなムース。ジャスミンのアイスクリーム、そしてブドウの果肉を添えて
コーヒー、小菓子
ライチのパートドフリュイ、プラリネのマカロン、柚子のギモーブ、抹茶のチョコレート
コーヒー
この日にいただいたパンはこちら;
シリアルのパンとカンパーニュ。バターは北海道産無塩バターに、フランスはゲランドの天然塩をかけて
お料理は、以上です。
いや~、今回もおいしくいただくことができました。前にも書いた気がするのですが、こちらのレストランのよいところは、フレンチの醍醐味でもあるソースのおいしさを味わうことができることだと思います。フレンチの醍醐味と書きましたが、それでも、決してトラディッショナルな王道を行く、という感じでもなく、モダンでありながらも、モダンすぎることなく、キッチリと〆るところは〆る、という感じだと思います。行くたびに、何か新しいものを期待できると同時に、安心していただける、という、なんとも貴重なお店です。
先日、ミシュランスターを2つ獲得されたとのこと。星をキープするのも、毎度のこと、なかなかの緊張感だと思います。それでも、スタッフの方たちは、とてもフレッシュな感じで、親切丁寧に対応して頂けます。この辺りも、星獲得の大きな要因でしょうね。
来年も、ぜひともたっぷりお世話になりたいお店ですね!
最後に、この日にいただいたワインの皆さん。お皿に合わせて、グラスでお願いしました。
以上です。
最後に、こちら。酔っぱらってロビーをウロウロしていた時に一枚ぱしゃり!
クリスマスリースになるのかな。
ということで、以上、東京都新宿区西新宿にあるフレンチレストラン「キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ (Cuisine[s] Michel Troisgros)」でした~
ではでは